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ストーリーの響きを選ぼう

文体

同じ冒険でも、語り方次第でまったく違う印象になります。時代を超えた絵本らしい文章から、静かであたたかい寝る前の語り、思わず笑ってしまうコメディ、すべてが韻を踏む物語まで、子どもにいちばん合う声とリズムを選びましょう。

どのページにも宿る語り口

ストーリーを語る4つの個性

文体は、文章の運び方やユーモアの効かせどころ、声に出したときの響きを決めます。子どもの年齢や選んだ長さ、テーマ、メッセージと組み合わさるので、語り口を変えてもえほんの核にあるオーダーメイドの要素が失われることはありません。

01

クラシック絵本調

あたたかくわかりやすく、やさしいリズムを持つ、多くの人が「大切な絵本」と聞いて思い浮かべる、時代を超えた読み聞かせの語り口です。音楽的でありながら仰々しくなく、子ども扱いしすぎることなく、生き生きとした具体的な言葉を使います。

02

穏やか

物語が終わりに近づくにつれ、ゆっくりとやわらかく読めるようにつくられています。落ち着いたペースと静かなあたたかさ、安心できる穏やかな結末が、寝る前のひとときや何度も読み返す時間にぴったりです。

03

愉快

ちょっとしたハプニングや意外な展開、遊び心のある繰り返し、絶妙なタイミングでのページめくりが、物語に本物のコミカルなエネルギーを与えます。ユーモアはキャラクターの言動そのものに宿るので、語り手が種明かしをしなくても子どもは笑えます。

04

韻文

どのページも、声に出したときに自然に弾む、生き生きとした韻を踏んだ詩で書かれています。きれいな韻と一定のリズム、時おり戻ってくるリフレインが、えほん全体にお気に入りの歌のような弾みと記憶に残る心地よさを与えます。

それでも、年齢に合わせて書かれる

どの文体を選んでも、語彙や感情の重み、文章量は子どもに合わせたままです。4歳向けの愉快なストーリーと10歳向けの愉快なストーリーは、笑いの精神は同じでも、言葉づかいや複雑さは違います。

早期学習には、専用の語り口

早期学習向けのえほんには、短く具体的な文章で、一度にひとつの考えを伝える専用の語り口を使います。なじみのある文型と一貫した言葉づかいが、子どもが参加し、概念を理解し、自信を育てる手助けをします。ワークシートのようにはなりません。

声に出して読むためにつくられた

子どものストーリーは、誰かが声を与えることで違った命を持ちます。文体を選ぶことで、えほんの読まれ方だけでなく、それを囲む時間の雰囲気そのものを形づくれます。

その子だけの一冊に

すべてのディテールをひとつに集めて、忘れられないえほんに。